私、広岡七(ひろおか なな)は31歳、夫の哲平(てっぺい)と共に義両親と同居していました。しかし義父が他界した後、義母は兄夫婦と暮らしたいと言い出し、突然出て行ったのです。「まあ、それならそれで自由にどうぞ」と送り出しました。
ところが1ヶ月後、突然兄夫婦と義母が怒鳴り込んできました。「この家は私たちのものなのよ!さっさと出ていきなさい!」と兄嫁は興奮気味。呆れる私たちに向かって「長男だから当然!」と偉そうに主張する義母。義兄夫婦は義父の遺産と家を当然自分たちのものと思い込んでいたのです。
しかし、私は冷静に言いました。「この家、私の父の名義なんですけど。」その一言に全員硬直。実は、この家の土地も建設費もすべて私の実家の支援でした。義母も知らなかったようで、全員顔を青ざめます。
さらに夫哲平が冷たく言い放ちます。「父さんの遺言書では、兄貴たちの取り分はごくわずかだ。勝手に出て行け。」
結局、兄夫婦と義母は大騒ぎの末、家も遺産も手に入らず、さらに借金で首が回らなくなりました。一方、私たちは平穏で幸せな毎日を送っています。義父に感謝しながら、これからも笑顔で暮らしていきます。