昨年11月、大阪市内で不正使用が横行していた「駐車禁止除外標章」。本来は障害者専用の証明書として、特定の条件下で使用されるべきものだったが、違法に使用されるケースが後を絶たなかった。
取材班が調査を進める中、毎日同じ場所に駐車していたオレンジ色の車が目立っていた。この車のダッシュボードにも除外標章があり、他の車両と同じく、規定の時間帯に駐車禁止エリアに停まっていた。しかし、捜査員がその標章を確認すると、コピーの疑いがかけられた。
その後、警察はこの車の所有者、宮崎達也容疑者を特定し、偽造された標章を使用した疑いで逮捕した。宮崎容疑者は容疑を認め、不正使用の手口について調べが進められている。